バイアグラとシアリスの天秤

不感症の女性はラブグラとフリバンセリンで改善

今のところ女性用バイアグラと呼ばれる薬には、大きく分けて2つの種類があります。
ひとつはラブグラのように、本家バイアグラと同じ成分からできている薬です。
もうひとつのフリバンセリンは、バイアグラとはまったく別の仕組みで不感症を改善していきます。
この2種類は作用機序が異なり、正しい服用方法も違うので、自分の状態や使い勝手を考えて選ぶことが大切です。
ラブグラの主成分であるシルデナフィルは、血管を拡張し下半身の血行を促進することで、閉経前の女性であれば濡れやすく感じやすくなる効果が期待できます。
男性用のバイアグラと同じ原理ですが、女性用に開発された点が異なっています。
その性質上、セックスのたびに服用する必要があり、性的欲求低下障害を根本的に治療する薬ではありません。
ラブグラを飲んでも効き目を実感できない方は、服用方法を見直してみると良いでしょう。
ラブグラは飲んでから1時間ほどで血中濃度が最高に達し、その後5~6時間にわたって効果を発揮します。飲んだ直後には効きませんし、時間が経ちすぎていると作用が薄れます。
また空腹時に服用するのが基本で、食事の後では効果が落ちます。脂肪分の多い食事は有効成分の吸収を妨げるので注意してください。
ラブグラを服用すると顔が火照ったり、軽い頭痛やめまいを感じたりすることがあります。
薬が血管を拡張させるために起きる副作用で、慣れれば問題なくなる程度ですが、症状がひどければ服用を中止しましょう。
なお血圧の極端に低い方や高血圧を治療中の方は服用できません。狭心症の治療薬(硝酸剤)との併用はタブーになっています。
もうひとつの女性用バイアグラであるフリバンセリンは、もと抗うつ薬として開発されていた薬で、精神的な面から更年期障害前の女性の性的欲求低下障害を改善します。
ラブグラのようにセックスのたびに飲む薬ではなく、毎日一定量を継続服用することで、徐々に症状を緩和していく薬です。

ラブグラとフリバンセリン選ぶコツは?

人間の脳内にはノルエピネフリンやドーパミンといった神経伝達物質があって、性欲のコントロールを行っています。
閉経前で性的欲求低下障害の女性は、これらの神経伝達物質がバランスを崩していると考えられます。
フリバンセリンは脳内の神経伝達物質に働きかけ、性欲を盛り上げることで不感症を改善する効果が期待できます。
ただし飲んですぐにセックスしたくなるわけではありません。改善効果を実感するには、1か月程度の継続服用が必要です。
フリバンセリンは更年期障害前の女性であれば誰にでも効果を発揮しますが、パートナーとの仲が悪すぎるなどの事情があると、効き目が薄れる可能性があります。
比較的多い副作用としては吐き気や低血圧などが挙げられます。
アルコールを飲むと副作用が出やすくなるため、フリバンセリンの服用中は飲酒を控えることが大切です。
フリバンセリンは有効成分の名前で、販売されている商品名はアディーです。
現在のところアディーの価格は1錠あたり1000円以上で、毎日服用するものとしては高価ですが、同じ成分が配合されて価格は半額以下の商品もあります。
ラブグラは1錠あたり500円程度で入手できます。
1錠あたりに含まれる有効成分が多いので、ピルカッターで半分に割って服用すれば、さらに安価で利用できるでしょう。
以上のようにラブグラとフリバンセリンは、女性用バイアグラといっても完全に別物です。
即効性を期待するならラブグラを利用し、じっくりと不感症を治すつもりならフリバンセリンを選ぶのがひとつの方法です。
また性欲が十分あるのに不感症ならラブグラを、性欲自体があまりないならフリバンセリンを選ぶのも良い方法と言えるでしょう。